以前の記事で手元変速wレバーを検討しており、今回購入しましたので取り付けや使用感などのレビューをしたいと思います。

購入した動機としては変速機とブレーキレバー(ジェイリーチブレーキレバーを使ってみたかった)を別にしたかったのでWレバー系をまず検討していました。

その中でも手元変速かつWレバーというマニアックなこのウイングシフターというものを見つけて今回購入しました。

重量は公式重量が85g、実測で84gでした。

つける場所はブラケット上が公式画像で標準として載っていますが、ブラケットを手で握った状態で手を動かさずに変速したかったので色々試行錯誤した結果ブラケット下側に取り付けるとしっくりきました。この辺りは好みでワイヤーの取り回しと変速角度は好きに変えられるので、取り付ける場所は意外と柔軟性があります。

ただし下側に取り付けた場合はワイヤーの取り回しが結構難しいので注意が必要です。

下側の利点はブラケット上に手を置いている状態で手を動かさずに変速できる点

目次

まとめ

Wレバー系では、カチッと一段ごとに止まるインデックスタイプは使ったことがあったのですが、変速ポイントのないフリクションタイプはランドナーのフロント変速ぐらいでほとんど触ったことがなく使用感はどうなるか不安でした。

使ってみてまず感じたのは変速はヌルヌルでギアを変速していく感覚が新鮮だったのが第一印象。フリクションタイプの感覚として以前使用していたランドナーのフロント3枚変速と比べるしかないのでそれと11sの本機を比べてみてWレバーでのフリクション変速は思っていたほど難しくありませんでした。11sになって変速ごとに微調整をする必要があるのかなと思いましたが、慣れてくると感覚で一段ごとにスムーズに変速できるようになりました。これはスムーズに変えられるようになるとかなり気持ち良かったです。

個人的に一番良かったのは信号で止まる時に一気にレバーを倒すことで素早くロー側に倒して発進がスムーズに可能なところです。これはギブネールのwレバーでも言われていることでフロントダブルであれば大きなシフトチェンジをそこまで気にするようなことではありませんが、フロントシングルの場合一段ずつカチカチするのが手間な場合があり、手元変速wレバーであれば一気に変速出来るのは1つの利点だと感じました。ただ一気に数段変速した際は、感覚がまだわからないので変速した後にチリチリ言わないポイントに合わす微調整が必要でした。

ウイングシフターの一つの利点であり欠点でもありますが、フリクションタイプなのでカチカチがなくヌルヌルと動くタイプで、ケーブルを引っ張って固定するだけでリアディレイラー調整がほとんどいらないのも1つの利点です。

Wレバーで手元変速というかなりマニアックなものです。ライバルとしてはギブネールの物でシクロクロス等で使われているもので、こちらのウイングシフターはどちらかというとクラシカル寄りのスタイルに合うモノになっていますね。