コスパ最強のツインパック

初めてのタイヤ購入に自信を持ってお勧め、ビットリア RUBINO PRO 700×25cツインパックタイヤです 。

昨今のタイヤ業界の進化は著しく、コンチネンタルGP4000がGP5000に進化、ビットリアもグラフェン1からグラフェン2にコンパウンドが進化しました。本当はGP5000かコルサグラフェン2のどちらかを買う予定でした。

当初グラフェン2のコンパウンドはハイエンドグレードのコルサにしかないと思っていましたが、たまたま自転車ショップでツインパックに付いているグラフェン2の文字を発見。値段のこともあり勢いで購入したのが今回の経緯です。

後々調べてみると、グラフェン2コンパウンドはビットリアのほとんどのレーシングタイヤに使われるようになっていました。またロードタイヤのみならず、MTBタイヤにもグラフェン2が使われているようです。

タイヤ2本、チューブ2本で7000円ほど。ミドルグレードのタイヤとしては十分すぎる価格で、ハイエンドグレードのビットリアコルサのタイヤ1本分の値段で買えてしまいます。

G2で進化したタイヤ

そもそも「グラフェン」とは何なのかというと、ロードバイクタイヤメーカーのヴィットリアのみが配合・採用することができるナノ素材のことを指します。ハニカム(蜂の巣)=六角形格子構造のシート状の原子構造をとり、これまでに発見されたあらゆる物質の中でも最も薄いと言われています。その厚みはわずかに原子1個分にあたる10億分の1メートルで、現在知られている物質の中で最も軽く、かつ高い強度を兼ね備えており、ダイヤモンドより硬く、鋼鉄の200倍の強度をもつという。つまり耐久性、走行性能がすべて上がっているというわけです。

付属チューブも手を抜かない

チューブにも手を抜くことはなく、バルブコアが外せるようになっています。そのためバルブコアが破損しても交換可能になり、経済的にも日ごろのメンテナンス的にも痒い所に手が届く仕様になっています。

ディープリムユーザーにとっては、バルブコアを「外せる」タイプなので、空気の漏れにくいバルブエクステンダーの「中継ぎ式」を選択できるのも大きな利点です。またバルブコアが外せるので、簡単にシーラント剤を入れることが出来るのも利点の一つ。そのため通勤車用として使うのもお勧めです。

取付け

まず取り付ける時に思ったことは、やわらかいなというのが第一印象でした。安いということもあり、もう少し固いと思っていたので驚きました。

またサイドの厚みもしっかりしており、耐久性に期待できる作りになっています。

タイヤへの取り付けも前述したやわらかさを感じ取れる作りで、特に手こずることなく装着出来ました。

乗り心地

乗り心地は平均以上の感触です。平地でも安心して、しっかり踏み込んでいけます。

登りでもハイエンドグレードのタイヤよりも重量は重いですが、タイヤが足を引っ張るようなこともなくグングン進む感触が味わえました。

また、ウェットな路面の河川敷で滑る動きを少しやってみても十分グリップが効いている感触があり、安心感がありました。

乗り心地の総評としては、ミドルグレードとハイエンドグレードの間といった所でしょうか。総じて耐久性の高さに期待できるので、ロングライドや快速を重視した通勤といった場面で活躍するタイヤですね。